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 人生には早すぎる死などというものは存在しない。

 生まれたばかりの赤子も、100歳を越えた老人も。

 生を受け、生を全うした。

 人は生まれ時を過ごし、今を生きる。

 今世界を見渡せば、そこには自分と誰かがいる。

 友人、上司、恋人、家族。彼らは今、同じ時間を共に生きている。

 いや、正確に言えば、

「自分が彼らの存在を今、認知しているのだ」

 世界は自と他で構成されている。

 自分の生も、誰かの生も、他に認知されているからこその生なのだ。

 だからこそ、人は永遠となりうることができる。

 誰かが自分を知るかぎり、そこには自分が存在する。

 私は彼を忘れないだろう。世界も彼を忘れないだろう。

 誰かに彼のことを話すだろう。新しい誰かが彼を知るだろう。

 そこで彼は生まれる。カフェで、オフィスで、旅先で。

 世界のどこかで常に彼は生まれ、そして共に今を生きる。

 あなたが彼を知る限り、私が彼を知る限り、誰かが彼を知る限り。

 彼は永遠と生まれ続けるのだ。

 共に生きよう、私とあなたと、彼を愛した全ての人々と。

 哀しく無いといえば嘘になるが、それこそが、彼が生きている証明なのだ。
ひらくん
Posted byひらくん

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