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プログラミングやデジモノについてあれこれ
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2010.04.19 17:02|カテゴリ:Googleコメント(0)

Google Cloud Printの狙い


 Googleが米国時間の2010年4月15日に「Google Cloud Print」なるサービスを開発中であることを発表した。

 これが何なのかを説明するのは一言では難しい。正確な内容を説明しようと思えばクラウドコンピューティングなんていうひどく曖昧な言葉の定義などから始めなければならないし、そもそもそこまで詳しく知りたければGoogle Code 内に有る解説頁を読んでもらうのが一番だ。そういった訳で、今回は一人の利用者としてこのサービスの利用方法を考えてみる。

 まずはこのサービスの利点からだ。家でプリンタのセットアップをしたことがある人であればプリンタセットアップの手順を思い出してみてほしい。

1 PCにプリンタ付属のドライバをインストール
2 USBケーブルでPCとプリンタを接続
3 「新しいハードウェアが~」のダイアログ出現
4 セットアップ完了

 おおよそ、以上のような手順となる。これが今回のGoogle Cloud Printを利用するとこうなる。

1 プリンタにネットワークケーブルを接続(もしくは無線接続)

 これで終了だ。まあここまで簡単に出来るかまだわからないが、目指すところはここだと思う。ここで注目する点としてはPC側に設定が一切必要ないという点だ。

・インターネット上に新しく提供されるGoogle Cloud Printというサービスにプリンタが接続される
・PCからGoogle Cloud Printにプリントデータを転送する

 プリントという処理の中核にGoogle Cloud Printを利用することによりドライバの設定やケーブルの接続等と言うものが一切必要なくなるわけだ。

 PC側で一切設定が必要無いということは、プリンタがネットワークに接続できさえすれば、私の使っているPCやあなたのPC、さらにはGoogle Cloud Printサービスに接続可能なあらゆる通信機器、それこそ携帯電話やiPadでも、

「世界中の通信機器から利用できるプリンタが一瞬のうちに誕生する」

 ことになる。具体的にはGoogleアカウントに自分が管理するプリンタが関連付けされ、関連づけされたプリンタをGoogle Docs上のドキュメントと同様な共有設定によって管理できるようになるそうだ。

 仮に各プリンタ会社がGoogle Cloud Printに対応したプリンタをリリースすればFAXは次第に姿を消していくかもしれない。送信者となるユーザをプリンタの利用者に追加しておけば、向こうから直接プリントをしてもらうだけで紙が印刷される。まさに現在のFAXと同様な処理が電話代などとは無縁で利用可能となる。また、PC側でセットアップ不要となれば企業等での利用でもかなりの恩恵がある。数百台のプリンタをセットアップする際にプリンタ設定だけでも不要となればそれだけで、かなりの負荷が減らせるだろう。プリンタが老朽化した場合も、PC等の設定を気にする事無くプリンタを入れ替えることができる。雑誌や書籍の編集作業をする際でも、印刷会社側から編集部のプリンタへ簡単に校正用出力データを送ることができる。

 ただここまで話してきて気になるのはセキュリティの問題だ。現在私も使用しているGMail、あのサービスもキャッシュするしない、個人の特定をするしないを別にしてGoogle側で内容を読み込んでいる。メールの内容に即した広告が表示されるのだから当然である。Google Cloud Printにかんしてもサービス内でやり取りされるプリント情報を何らかの形でキャッシュし利用する可能性は否定はできない。従来はローカルでやりとりされていたデータが外部で処理されることになるのだから。企業で利用する場合等に大きな問題となるかもしれない。ただ、この部分に関してはおそらくGoogleが法人用のセキュアなGoogle Cloud Printを提供することはほぼ間違い無いと予想される。

 Goolgeは今回のサービスに関して何を狙いとしているのだろうか。1つは2010年後半のリリースをうたっているGoogle Chrome OSのプリント機能をこのGoogle Cloud Printで実装し、先立って機能強化されたGoogle Docとのシームレスな利用だろう。

 もう1つは意外と重要なことで、おそらくこの Google Cloud Print に接続できるデバイスはプリンタだけでは無いという点だ。

 私はCUPS-PDFを利用してOS XをPDF作成サーバにしている。具体的にはOS X側でPDFを作成する仮想プリンタを準備し、それをLAN上で共有しているのだ。もしこのOS X上の仮想プリンタをGoogle Cloud Printに接続するとどうなるか。Google Cloud Printに接続できるあらゆる機器から自分のマシンへPDFデータをスクラップ出来ることになる。これに関しては現在Googleで既存プリンタをGoogle Cloud Printに接続するためのPROXYアプリケーションを開発中であることから、近い将来実践可能となる。Windows版を先行して開発しているがMac版とLinux版も順次提供予定するとのことなので利用可能になった段階でためしてみようと思う。

 さて、PROXYアプリケーションの開発という部分でピンと来た方もいるだろう。そもそもGoogle Cloud Printサービスに接続するデバイスはプリンタである必要はまったく無い。Google Cloud Printのプロトコルを実装したアプリケーションが動いていればPCでもテレビでも何でもいいのだ。プリントというものを「何かの情報を目に見える形にする」という点で捉えれば、

「ディスプレイを持ったあらゆる機器がGoogle Cloud Printに接続される可能性がある」

 そしてそれらの機器に表示される全ての情報をGoogleは利用できることになる。GoogleはGoogle Cloud Printを通じてWEBだけでなく世界中のありとあらゆるデバイスの情報を、それこそいまあなたの手元にある書類の情報まで掌握するつもりなのかもしれない。
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